M.M 独り、牛丼屋へ




シナリオ BGM 主題歌 総合 プレイ時間 公開年月日
3 7 - B 〜1 2020/3/23
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 この「独り、牛丼屋へ」は、先に発売された「幽霊少女室」及び「幽霊少女室 夏雨」の追加シナリオとなっております。その為レビューには「幽霊少女室」及び「幽霊少女室 夏雨」を含めたネタバレが含まれていますので、ネタバレを避けたい方は注意して下さい。

「幽霊少女室」のレビューはこちら
「幽霊少女室 夏雨」のレビューはこちら

※このレビューにはネタバレしかありません。前作と本作の両方をプレイした方のみサポートしております。


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以下はネタバレです。見たくない方は注意して下さい。





















































































<この、微妙にマウントを取っている様で取り切れず、逆に翻弄されるゆいかの様子が定位置になってきました。>

 …まさか、「幽霊少女室 夏雨」の追加シナリオがこのような形で出るとは正直思っても見ませんでした。もうね、寺生稀の性格を知っていればこのタイトルだけでクスッとしてしまうという物です。どう考えてもキョドリながら行くに決まってます。それはまあ想像通りだったのですが、それ以上にゆいかが可愛すぎでそっちに悶えてしまいました。

 まずは牛丼屋パートですが、もう吉野家で食券が使えると思っている時点で流石だと思いましたね。そして、帰ろうかと思った稀ですけどそれは間違いなく出来なかったでしょうね。何故なら、もう店員と会話をしてしまったのですから。きっと稀だったらここで帰ったら二度と入れなくなるとか思うんでしょうね。だからこそ何とか注文をしてそれを掻っ込んでそのまま帰る予定だったのでしょう。そしたらまさかのゆいか登場、そしてチャチな強盗の登場です。やっぱりそう単純には終わりませんね。一瞬正気に戻る稀の様子や、ゆいかと以心伝心な様子、何よりも稀の「破ァッ!」が聴けたのが良かったです。そんな感じのドタバタな牛丼屋でした。

 そして、実はここからが本番でした。勝手について来たゆいかがちょっと隙を見せたばっかりに、稀と添い寝をする羽目になるのですから。もう、ここだけでどれだけスチルを使ってるんでるかね!稀以上にキョドっている姿が可愛かったです。あの自然な顔の赤らめた様子が良いですね。こんな可愛いだけの幽霊だったら私のそばにもいて欲しいです。そんなゆいかの気持ちなんて何のその、稀は普通に寝ておりました。ゆいかも言ってましたけど、稀は普通に可愛いと思います。確かにガサツですし胸もないみたいですけど、あの紫がかった青髪は普通に綺麗だと思いますしね。そんな稀が海に落ちてしまうシーン、そしてそれを必死で助けようとするゆいか、目が覚めてその時の事を思い出して顔を赤らめるゆいかが決め手でした。どう考えても、こっちの方がこの作品のメインだと思いました。

 幽霊少女室は、ずっとこんな感じで時々スピンオフを出していくのが調度良いのかも知れませんね。稀とゆいかを中心とした、ほんの些細な日常をこれからも見続けたいと思いました。基本的に、稀に対してマウントを取っている筈のゆいかが、いつの間にか稀に翻弄されている。この予定通りに行かない事に戸惑いつつも慣れてしまっているゆいかの様子が定位置になりつつあるように思えます。基本的に、稀は強いですからね。何かあれば、あの「破ァッ!」で何でも乗り切れそうですからね。これからも、楽しい2人の様子を見せて下さい。ありがとうございました。


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