M.M アルティメット・ノベル・ゲーム・ギャラクティカ 最終章 (後篇)


 この「アルティメット・ノベル・ゲーム・ギャラクティカ 最終章 (後篇)」は先に発売された「アルティメット・ノベル・ゲーム・ギャラクティカ 〜第一章 テクノ原理」「アルティメット・ノベル・ゲーム・ギャラクティカ 第二章 (前篇)」「アルティメット・ノベル・ゲーム・ギャラクティカ 第三章 (中篇)」及び「アルティメット・ノベル・ゲーム・ギャラクティカ 第四章 あしたの春」の続きとなっております。その為レビューには「アルティメット・ノベル・ゲーム・ギャラクティカ 〜第一章 テクノ原理」「アルティメット・ノベル・ゲーム・ギャラクティカ 第二章 (前篇)」「アルティメット・ノベル・ゲーム・ギャラクティカ 第三章 (中篇)」「アルティメット・ノベル・ゲーム・ギャラクティカ 第四章 あしたの春」を含めたネタバレが含まれていますので、ネタバレを避けたい方は避難して下さい。

・「アルティメット・ノベル・ゲーム・ギャラクティカ 〜第一章 テクノ原理」のレビューはこちら
・「アルティメット・ノベル・ゲーム・ギャラクティカ 第二章 (前篇)」のレビューはこちら
・「アルティメット・ノベル・ゲーム・ギャラクティカ 第三章 (中篇)」のレビューはこちら
・「アルティメット・ノベル・ゲーム・ギャラクティカ 第四章 あしたの春」のレビューはこちら

※このレビューにはネタバレしかありません。前作と本作の両方をプレイした方のみサポートしております。


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以下はネタバレです。見たくない方は避難して下さい。





















































































<この作品は、ノベルゲームに関わっている全ての方に対する応援歌のようだと思いました。>

「あのとき、あたしの目の前に『選択肢』は出てたのかな」

 自分の人生を振り返ってみたとき、必ず選択を迫られる時があったと思います。そしてその時に深く考えたのか何も考えなかったのかは分かりませんが、いくつもの選択を繰り返して現在の自分を形作っていると思います。あなたは今の自分の状況や境遇を後悔しているでしょうか?それともそんな事はなく人並みに幸せでしょうか?未来に何が待っているかなんて誰にも分かりません。大切なのは、今自分の目の前にある課題について真剣に考えて選択していく事なのかなと思います。

 真人にとってもそれは同じでした。自分がまだ幼かった時に書いたノベルゲームのプロット、それがその後の真人の人生において重要な選択肢となってました。そして真人の家庭は転勤族でした。そんな真人にとって本を読むことは人生そのものでした。いつしか真人は自然と創作するようになり、大学生になってその後重要になる2人の人物と出会うことになります。それが機見と野之原です。彼女たちとの出会いもまた幾つもの選択肢の中の1つでした。真人は特に意識はしていなかったのだと思います。気がついたらオタクサークルに入っていて、気がついたら機見邸で飲み明かす日々を送っていて、気がついたら火の七日間の中でノベルゲームを作っておりました。選択肢なんて無かったのかも知れません。しかしそれが間違いであった事を、後にパラ子と出会うことで真人は知ることになりました。

 パラ子の目的は自分を完成させてくれる真人を見つけ出すこと。いくら実在しない存在だからといっていつまでもフワフワしていられませんからね。様々な選択の先にいる真人を探し出し、可能性のある真人を選び取り、ようやく3,000パターンまで絞り込みました。後はこの3,000パターンの真人に何としてもノベルゲームを完成して貰うだけでした。そこで開催されたのがアルティメット・ノベル・ゲーム・ギャラクティカでした。もしかしたらパラ子は見抜いていたのかも知れません。真人は本当にノベルゲームを作る事が好きで、別の自分がどんなノベルゲームを作るのか見たくなるという事を。もしかしたらパラ子はそんな真人の事が好だったのかも知れません。パラ子の事を第一に考える優しさを持っていながらも創作に対する探求を止められない好奇心も持ち合わせている存在、それがパラ子が憧れた真人という人物なのかも知れません。だからなのでしょうね、アルティメット・ノベル・ゲーム・ギャラクティカに一般参加者として参加したのは。

 最終的にパラ子は一つのノベルゲームという形で完成しました。そしてこのノベルゲームを作っていく中で真人は茜と心を通わせ、最後のプロポーズに繋がりました。この結末もまた、真人が幾つもの選択の中から選び取ったもの。ノベルゲームが好きで、そんな自分を慕ってくれる茜が好きなのが真人です。幼い時に書いた一つのプロット、それが真人と茜のハッピーエンドに繋がるなんて誰が予測したでしょうか。ありがとうノベルゲーム。この作品は、ノベルゲームに関わっている全ての方に対する応援歌のようだと思いました。全てのノベルゲームを作る方々に幸あれ。そして全ての創作を行っている方々に幸あれ。今あなたが作っているそのノベルゲーム、是非完成させて下さい。私が必ず一般参加者として手に取りに行きますから。ありがとうございました。


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