M.M 涼宮ハルヒシリーズ インプレッション


0、はじめに

2007/9/9更新




2006年、
突如流星の様に現れ、
ヲタク文化に多大な衝撃を与えたアニメ、
それが「涼宮ハルヒの憂鬱」です。
この世界にいる方なら、
名前を知っているのはもちろん、
その奇抜なED曲や挿入歌にまつわる逸話は、
もはや常識になりつつあります。
そんな時代から1年、
今さらながら私は、
その涼宮ハルヒの憂鬱の元になった、
「谷川流」原作の
「涼宮ハルヒシリーズ」のレビューを書いてみようと思ったわけです。


私がこのレビューを書こうと思った切欠、
それは、多くの人と同じ理由で、
やはりアニメが面白かったからです。
ですが、
それはあくまで「切欠」であって「理由」ではありません。
その理由とは、
普通にこの「涼宮ハルヒの憂鬱」の世界観に
興味を持ったからです。


アニメを見た方ならお分かりかと思いますが、
この「涼宮ハルヒの憂鬱」と言うアニメ
唯の「萌えアニメ」ではありません。
その独特の世界観は、
多少「物理学」を知らないと
完全に把握する事は難しいです。
アニメから提示される情報を「はいはい、そうですか。」と受け取るだけでも、
十分にアニメを楽しむことは出来ます。
ですが、
そこから「考察」したがる人間にとっては、
ベースとなる知識のハードルはあまりにも高いです。
そして、
この「物理学」と言う物が私の琴線に引っかかったわけです。


アニメを見終えて、
正直説明不足感が否めませんでした。
そして、
その説明不足な部分を、
原作を読むことで補いたいと思うには、
十分すぎる内容でした。
と言うわけで、
小説なんて年何冊読むか分からない私が、
今回この「涼宮ハルヒシリーズ」を読もうと思ったわけです。


と言うわけで、
早速ここから「涼宮ハルヒシリーズ」のレビューを書いていこうと思います。
なお、
前にも言いましたとおり
当然の事ながら「ネタバレ」となっております。
アニメしか見ていない方でも、
なかなかネタバレだと思いますので、
その点は注意して頂きたいです。



では、こちらからどうぞ。



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