M.M 水夏〜suika〜 舞台探訪レポ


「夏の思い出」編


<2016/7/15(金) 7:30>









それではこれから水夏舞台探訪「夏の思い出」編を始めて行きます!



写真は朝7:30の大宮駅です。
ここから電車に揺られて舞台となっている神奈川県へと向かいます。
あいにくの曇空ではありますが高めの気温となっておりますので、
夏の空気を堪能しながら探訪していこうと思います。







それでは今回の舞台探訪ついて説明します。


今回の目的ですが、
前ページの「幕間」編で紹介した通り、
「水夏&WATER SUMMER 夏の想い出ガイド」の中のコラムである、
「メデスといっしょ」で掲載されている箇所を回る事です。


6年前に舞台探訪を行った時点で水夏の舞台が神奈川県小田原市である事は分かっておりました。
そして小田原の雰囲気水夏らしさを感じる事が出来ました。
ですがこの夏の思い出ガイドの舞台を見つける事は出来ませんでしたので、
今回そのリベンジという事で掲載箇所を回ろうと思います。



続きまして探訪する箇所ですが、
主に3つの地域に分かれております。






(C) 2016 Google



まず1箇所目ですが、
JR横須賀線鎌倉駅から徒歩15分の距離に位置しております鶴岡八幡宮です。
これは正直現物を見るまで確証はありませんでしたが、
夏の思い出ガイドの写真と神奈川県中の神社の写真を見比べて最も似ているのが鶴岡八幡宮でした。
その為この日は直接現物を確認して正しいかどうかを確かめる事にしました。






(C) 2016 Google



続いて2箇所目ですが、
JR東海道線二宮駅から徒歩40分の距離に位置しております川匂(かわわ)神社です。
これについては他に聖地巡礼をされている方から情報を得まして見つける事が出来ました。
住所的には小田原市ではなく二宮町という事で、
6年前には目もくれなかった場所ですね。
今回場所が確定しましたので周りの景色も含めじっくりと堪能しようと思います。






(C) 2016 Google



最後に3箇所目ですが、
箱根登山鉄道にあります宮ノ下駅です。
これについては箱根登山鉄道の一駅一駅を写真で確認して見つける事が出来ました。
住所的にも小田原市ではなく箱根町という事で、
やはり6年前には目もくれなかった場所ですね。
箱根登山鉄道そのものが久しぶりですので、
沿線の景色も含めて楽しもうと思います。




<2016/7/15(金) 9:10>









大宮駅から約1時間40分かけて鎌倉駅に到着しました。
元々鎌倉は神奈川県でも指折りの観光地ですので、
平日ではありますが観光客の数が非常に多かったですね。









そしてこちらが鎌倉駅の駅舎です。
歴史的観光地である鎌倉らしいレトロな雰囲気ですね。
これが見れただけでも鎌倉に来た価値がありました。









そして駅から徒歩3分でいきなりこの鳥居でした。
鶴岡八幡宮までは駅から一直線の道路となっているのですが、
ここまで文字通り一直線になっているとは思いませんでした。



   


   


   



そしてあっという間に鶴岡八幡宮に到着しました。









ご覧の通り小学校の修学旅行生が沢山いましたね。
写真に写っている奥にも沢山でした。
さすがは鎌倉といったところですね。



   


   


   



そして参道に入っていきます。








メチャメチャ広いですね。
今日はご覧の通り歩きやすいですが、
祭事の際は非常に混雑する事が予想されます。


そして参道の先にある舞殿こそが第一のスポットとなっております。








どうやらアルキメデスは茅輪くぐりを試みたようですけど、
それは叶わなかったみたいですね。



   




この日は茅輪はありませんでしたが、
舞殿の色や形状から恐らく正解なのではないかと思っております。
見る人がみたら一発でわかるスポットだったのでしょうね。








折角ですので本殿でお参りをしてきました。
願い事は勿論「ーー忘れもの、見つかりますように。」ですね。








本殿から振り返った写真です。
本当に駅から真っ直ぐに伸びていて、
荘厳といいますか綺麗といいますか言葉に出来ない造形が素敵でした。




<2016/7/15(金) 10:30>



それではやや駆け足ではありますが次のスポットに移動します。
次のスポットは鎌倉駅から大凡40分程度で到着する二宮駅となります。








目的地は二宮駅から徒歩40分ほどの位置にある川匂神社です。
そしてここが今回のスポットのメインになります。
何を隠そうこの川匂神社こそが伊月が巫女をしている神社のモチーフになっているのです。








二宮駅北口です。
ご覧の通りちょっと不安定な空模様になってきました。
加えてここからはかなりの長距離を歩きますので、
やや気持ち早めに足を進める事にしました。



   


   


   


   




もう本当に何も変哲のない普通の風景ですね。
観光スポットがある訳でもなくシンボルがある訳でもありません。
ですがこれこそがまさに水夏の雰囲気そのもの。
6年前に小田原を巡った時と同じような景色が広がってました。








そして道中にはご覧の通り自分よりも背丈の大きいひまわりや、








とうもろこし畑があってテンション上がりましたね。
ひまわりとうもろこしは水夏を語る上で決して欠く事の出来ない要素ですからね。








そしてようやく川匂神社入口にたどり着きました!
しかもこの時奇跡的に晴れ間が見えたんですよね!
これは間違いなく歓迎されてますね!



   


   




いよいよ見えてきました。








そしてこれが川匂神社の入口です!








本当に写真とそのままですね!
この時点でかなり汗だくだったんですけど、
時間をかけて歩いた甲斐がありました!



   


   


   




やや灯篭の形状草の生え方が違いますけど、
完全に夏の思い出ガイドと同じ場所ですね!
しかも夏の思い出ガイドとは決定的に違う点として、








階段に手摺りが付いてました!
これで誰かが転んでも安心ですね!








そして境内です!
中には植木の剪定をしている庭師の方や、
忙しなく祭事の準備をしている巫女さんがいました。
おみくじお守りも売ってましたし、
割と歴史のある神社なのかなと思いました。



   


   


   




しかしこうして比較してみますと、
本当にメデスは罰当たりですね!
許可は取ったのでしょうけどよく撮影したなぁ……って思ってます。



   


   




その他神社内の写真です。
自分が巡っている時にも何人かの参拝客が来てまして、
活気のある印象でした。


これでとりあえず本日のメインである川匂神社が終わりました。
ですが実はもう一箇所回っておきたいスポットがあってそこにも足を伸ばしました。
ですが夏の思い出ガイドで場所は秘密としてましたので、
このレポでも秘密にしております。
比較写真だけ載せておきますのでご覧下さい。



   




伊月たちを始め水夏のみんなが通った中学校のモチーフです。
もしかしたらこの学校こそがシナリオライターである御影氏の母校なのかも知れませんね。



   


   


   




この後は二宮駅を目指して帰りました。
途中可愛らしい花があったりが見えたりと、
のどかな町並みを楽しみながら歩いてました。
最終的に2時間以上ぶっ通しで歩いてて割と足もしんどかったのですけど、
そんな事も気にならないくらい楽しい時間でした。








そして無事に二宮駅南口に到着しました。
時間的にもちょうどお昼でしたので、
二宮駅周辺で何か食べようと決めました。








二宮駅から徒歩2分くらいのところにある「JAH ROUTE1 二宮」というラーメン屋さんです。
焼豚が売りという事でそんなラーメンなのか楽しみにして入店しました。








富山ブラックを彷彿とさせる魚系のダシがいい香りの醤油スープに、
もうこれでもかと言わんばかりのチャーシューが入っておりました。
しかもそのどれもが肉厚で柔らか。
確かに焼豚を売りにしているだけの魅力がありました。




<2016/7/15(金) 13:30>


それでは最後のスポットに向けて移動します。
最後のスポットは箱根登山鉄道という事で、
二宮駅からまた電車にのって移動します。








JR小田原駅に到着しました。
水夏の舞台探訪で来たのが6年前。
その後も別用で来たのですがそれも4年前という事で、
本当に久しぶりでした。








そしてここからは箱根登山鉄道に乗りますので、
一旦改札を出て小田急線の小田原駅に入ります。
もう近未来的なコンコースにテンション上がりますね、
大手私鉄はこういうところで魅せてくれるから好きです。








そしてこちらが箱根登山鉄道のホームです。
全体的にオレンジを基調とした色が箱根登山鉄道のカラーなんですね。
小田急線の青との対比もまた印象的でした。








ご覧の通り箱根登山鉄道の駅名標はとてもレトロです。
まさに観光列車としての作り方を意識している印象でした。
標高14mと書いているのですが、
これが後々大切になる事をこの時の私は知りませんでしたね。








小田原駅を出発して約16分でまずは箱根湯本駅で乗り換えます。
この時点で標高96mと一気に上がりました。
流石は箱根の山といったところですね。
ですけどこれはまだまだ序の口でした。








そして箱根湯本駅を出発して約27分で目的地である宮ノ下駅に到着しました。
見てください!標高436mですよ!
箱根湯本駅から340mも上がってますからね。
途中何度もスイッチバックを繰り返しながら、
狭い山肌を縫うように登って行きましたからね。
スイッチバックの度に運転士と車掌が入れ違いになるのが印象的でした。








そして欲しかったのはこの景色でした。
宮ノ下の改札からの一枚です。
山肌の雰囲気看板の位置から恐らく正しいのかなと思っております。



   




夏の思い出ガイドの時点からしゃ断機の色が変わったんですね。
それでも駅構内の作り込みは変わってませんでしたので良かったです。








そしてこれが最後の一枚です。
宮ノ下の小田原方から入線してくる列車の姿です。
カーブの感じポイント装置の位置関係から間違いありませんね。



   




実は何本か見送ったのですが、
夏の思い出ガイドと同じ車両はもう走ってないんですね。
まあ14年も経ってますので新しくなるものなのでしょうね。








という訳でこれで夏の思い出ガイドに載っている全てのスポットを周りました。
これで探訪は終わりなのですが、
折角箱根登山鉄道に乗ったので終点である強羅駅まで行ってきました。
強羅駅の標高は541m。
小田原駅から見て500mも登っていたんですね。
雨が降っていたとは言え夏なのにヒンヤリしてましたからね。



   


   


   




箱根登山鉄道はスイスにあるレーティッシュ鉄道姉妹協定を結んでいるそうです。
どちらも急な山肌を駆け上がる路線ということで、
相互協力しながら運用しているみたいです。
至るところにレーティッシュ鉄道の面影が見え隠れしてましたね。




<2016/7/15(金) 16:50>









という訳で小田原駅まで帰ってきました。
これで何もなければ大宮に帰るところなのですけど、
実はこの日はGoodDaysMakerという同人ゲームサークルの代表である2disさんと飲む約束をしていましたので、
このまま小田原で合流して飲むことに決めてました。








お店は関東を中心に展開しているオーイズミフーズの店舗である千の庭となりました。
実は私、
千の庭がチェーン店だという事を知らなかったのですが、
普通に豪華な雰囲気でビビってました。








その後はもうとにかくザックバランに話をしてましたね。
2disさんとはGoodDaysMakerの作品であるハートピストルをプレイしてからお話したのですが、
世代も近く何よりも2000年代初頭の美少女ゲームを多くプレイしているという事で話がとても合うんですね。
勿論2disさんも水夏をプレイされていて、
舞台探訪の感想を言いながら普通に盛り上がってました。
後は同人ゲームの話ですとかノベルゲーム部の感想ですとか、
夏コミに向けてですとかお互いの仕事の話ですとか話題は尽きなかったですね。
17:00から飲み出して実に4時間ぶっ通しで話してましたけど、
全然そんなに時間が経っていたなんて気づきませんでした。
ですがここで帰らないと私が大宮にたどり着けないという事で、
名残惜しいですが21:00で締めとなりました。




<2016/7/15(金) 21:00>









という訳でこれから大宮駅まで帰ります。
時間的には調度2時間という事で23:00には付ける予定でした。








色々あって無事に大宮駅に帰ってきました。
実は帰る途中新橋駅で人身事故が発生してしまって、
止むなく京浜東北線に乗り換えましたので大宮到着が23:30になりました。
まあそれでも日付を超える前に帰って来れましたので良かったです。
出発が朝7:00という事で本当一日中出っぱなしでしたが、
その分密度の濃い舞台探訪となりました。
何よりも6年越しの夢をようやく叶える事ができましたので感無量でした。
これで本当に水夏の舞台探訪は一区切りです。
これからどうするかは、
また少し考えてみようと思います。






という訳で「夏の思い出」編でした。
実際のところ今回の舞台探訪って水夏の舞台探訪ではなく、
夏の思い出ガイドという本の聖地巡礼でした。
それでもシナリオライターである御影氏が案内した土地を歩く事が出来ましたので。
本当の意味で水夏の空気に触れる事が出来たのかなと思っております。


何度も書いておりますが、
水夏の舞台探訪に明確な終りはありません。
作品の雰囲気を私が感じる事が終わりですので、
また気が向いたら舞台探訪に向かうかも知れません。

そんな日が来る事を願って、
まとめはまだ書かないでおこうと思います。
ここまで読んで頂いてありがとうございました。


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