M.M まいてつ、聖地巡礼レポ


「まとめ」編


<2019/2/25(月) 15:00>




それでは、
まいてつ聖地巡礼を行ってのまとめを書いていこうと思います。
いつもの通り、
当時の聖地巡礼を振り返って思う事をつらつらと書いていこうと思います。



私も商業同人含めて様々なビジュアルノベルをプレイしてきました。
そして割と多くのビジュアルノベルに舞台となっている場所がある事が分かっております。
そんな中でどうしてまいてつを選んだのかと言いますと、
背景だけではなく地域の産業や鉄道といった公共施設を巻き込んでの作品だったからだと思っております。
まいてつの舞台は熊本県人吉市となっておりますが、
その中身は背景だけではなく焼酎を始めとした地元の特産品、
そしてSL人吉を中心とした鉄道の文化を含んでおりました。
そのリアルさと地域に密着した雰囲気に惚れたのだと思っております。



まいてつも人気の作品ですので、
既に多くの方が聖地巡礼を行っておりました。
そういう意味で、
自分から新たに聖地を発掘するという事は殆どありませんでした。
ですが、
人吉市の文化や観光地、
そしてSL人吉を中心とした鉄道施設に乗ったという記録はあまりありませんでした。
そうであるのなら、
自分が聖地巡礼を行うのであればその全てを網羅しようと決意しました。
今回3泊4日の日程を組んだのはそれらのスポットを回る為でもありました。



私が聖地巡礼をするたびに毎回書いておりますが、
聖地には聖地になるだけの理由があるものがあると思っております。
そしてそうした理由になるものに触れる事が本当の聖地巡礼だと思っております。
今回であれば、
球磨焼酎を飲んだり、
くま川下りに乗ったり、
SL人吉に乗るという事です。
それらの文化に触れる事で、
本当にこの作品はここが舞台でないと意味が無いんだと気付けるのだと思います。
ただ背景を確認するだけのシャトルランの様な聖地巡礼はしたくない。
この想いはここ数年ずっと持っておりますね。



そして、
その目的を達成する為には余裕の持った工程を組む事が大切です。
今回私は電車での移動では1時間程度の待ち時間を加味しました。
1時間何をするかと言えば何も決めておりません。
無駄の様にも思える時間ですが、
無駄だからこそ普段目に留まらない景色が留まるのだろうと思います。
今回で言えば、
八代駅でのイ草のチラシと椅子ですね。
走るように乗り換えて八代駅をスルーしたら絶対に気付きませんでした。
イ草もまたまいてつにとっては陰ながら大切な要素となっております。
そんな文化的なものにもしっかりと触れる事が出来ました。



何よりも体力的な余裕を確保したかったんですね。
私も30代半ばですので、
一日中歩き回るだけで体力は勿論足腰にガタが来てしまいます。
身体が調子悪ければ聖地巡礼どころではありませんからね。
ある意味一番気を使ったところでした。
実際どうしても長距離歩かなければいけない場面もあり、
多少の無理はありましたが急ぐという事はありませんでした。
大変だったらペースを落とす、
それが出来る工程を組んで本当に良かったです。



後は人吉の人達が本当に温かかったですね。
人吉の人って、
交差点も普通の道路でも絶対に自分の車を止めて渡らせてくれるんです。
自動車学校では当たり前のように教わりますが、
実際にこれを実行し続けている人はなかなかいないのではないでしょうか。
それだけ大らかでありゆとりのある空気なんだろうなと思います。
そして2泊3日でお世話になった芳野旅館さんには感謝してもしきれませんね。
くま川下りを予約してくれたり、
焼酎を飲むという事でお湯と氷を用意してくれたり、
本棟至れり尽くせりでした。
聖地巡礼は基本一人で行いますが、
全く寂しいとは思いませんでしたね。
人吉だからこそ聖地になった、
今であればすんなりと納得する事が出来ます。



という訳で簡単ではありますがまいてつ聖地巡礼のまとめでした。
普段なかなか行く機会がない熊本という土地という事で、
不安など一切なく好奇心しかありませんでしたが、
そんな先走りそうになる気持ちを人吉の人達が温かく収めてくれました。
怪我無く事故無く無事に聖地巡礼を終える事が出来たのは、
人吉の方々がいたからだと思っております。
是非また遊びに来ようと思います。
とても楽しかったです。









最後に今回の巡礼で一番お気に入りの写真を。









やはりまいてつの象徴であり人吉の代名詞であるSL人吉ですね。
人吉という土地は人吉盆地という周囲を山に囲まれた土地にあります。
それを開拓し鉄道を敷いたという歴史が街に息づいております。
今でこそ電化され石炭で走るSLは過去の物となりつつありますが、
このSLがあったからこそ人吉を始め熊本は発展していったのだと思います。
そのSLを復活させたJR九州、
そしてSL人吉を取り上げたまいてつに感謝して、
今回の聖地巡礼を締めたいと思います。
本当にありがとうございました。



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