M.M トリノライン:ジェネシス




シナリオ BGM 主題歌 総合 プレイ時間 公開年月日
5 8 8 B 4〜5 2018/1/31
作品ページ(R-18注意) ブランドページ 通販



 この「トリノライン:ジェネシス」は先に発売された「トリノライン」のファンディスクとなっております。その為レビューには「トリノライン」を含めたネタバレが含まれていますので、ネタバレを避けたい方は避難して下さい。また、一部コンテンツにminoriの過去作品のキャラクターが登場します。それについてのネタバレはありませんが、紹介は行いますので合わせてご確認下さい

「トリノライン」のレビューはこちら

※このレビューにはネタバレしかありません。前作と本作の両方をプレイした方のみサポートしております。


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以下はネタバレです。見たくない方は避難して下さい。





















































































<シンプルな構成ながらも、押さえるところは押さえ驚かせるところは驚かせる内容でした。>

 今回レビューしている「トリノライン:ジェネシス」は、2017年3月31日に発売された「トリノライン」のファンディスクとなっております。minoriが新たにファンディスクを発売したのは実に7年振りだった記憶があります。「トリノライン」の中でも書いておりますが、minoriの作風は2012年に発売された「夏空のペルセウス」から大きく舵を切りました。群像劇や映像的観点は変わりませんが、シナリオの長さとおっぱいが変わったのです。シナリオはコンパクトに、おっぱいは大きく、実に18禁ブランドらしい作品となっております。そんな舵取りをしてからの初めてのファンディスクという事でどんなものかと思いましたが、これもまたとてもシンプルな18禁ゲームのファンディスクという印象でした。

 本ファンディスクのコンテンツとしては1つしかありません。各キャラクターのアフターシナリオとアナザーシナリオです。メインを飾った「七波シロネ」「宮風夕梨」「紬木沙羅」の3人のその後、サブキャラクターである「ハナコ・F・ブリストル」「日比野綾花」のIFを描いております。それぞれのシナリオも40分〜1時間程度であり、起承転結もなくあっという間に終わってしまいました。お互いに仲良くなり、愛を確かめ合ったその後のちょっとしたエピソードです。それでも確かな絆を作り上げて、これからも幸せになり続けようという気持ちが感じられるシナリオばかりでした。

 もちろん全てのキャラクターにHシーンがあります。minoriお得意の美しいおっぱいに溢れたキャラクターばかりですのでとても嬉しくなりますね。ファンディスクなのでのっけからHシーンくるかなって少し思っていたのですが、実際はそんな事はなくちゃんとシナリオがあってその流れでのHシーンでした。それでもシナリオ全体のボリュームは短いですので相対的にHシーンの割合は大きく感じました。実際はHシーンありきで取ってつけたようなシナリオなのかも知れません。どんな形であれファンディスクですので、本作が完結している以上好きにやるのが良いのかも知れませんね。

 そして今作には1人特別ゲストが登場しました。過去作である「ソレヨリノ前奏詩」のメインヒロインである「姫野永遠」です。minoriの中で人気投票をしたみたいで、それで第一位になった記念の収録でした。私自身「夏空のペルセウス」以降でのminoriのヒロインで誰が好きか?問われたら、「夏空のペルセウス」の「遠野恋」と「ソレヨリノ前奏詩」の「姫野永遠」の2人で悩みます。2人とも圧倒的に自分の信念を持っており、周りに流される事のない強さを持っております。それでいてちゃんと主人公を愛し考えており、恋に溺れることなく愛に生きる姿が魅力です。そういう意味で、今回「姫野永遠」のシナリオが久しぶりに読めてとても嬉しかったですね。

 加えて、その「姫野永遠」シナリオの中でなんと「夏空のペルセウス」も絡んできました。これについては「夏空のペルセウス」のネタバレになりますので深くは言えませんが、プレイ済の方であればあのむせ返る田舎の景色に懐かしさを覚える事と思います。そして一部登場人物も出ます。誰が出るかはお楽しみという事で。私が大好きなあの子が出てきてくれました(バレバレですね)。そんな夢の共演も見る事ができ、それもまた実にファンディスクらしい作品でした。

 その他の特徴としましては、全てのシナリオにエンディング曲がオリジナルで付いている事ですね。各ヒロインの声優さんがボーカリストを担当しております。各キャラクターに合った雰囲気の曲ばかりで、これまでのminoriのOP曲・ED曲を彷彿とされるものばかりでした。この辺りの丁寧で時間が掛かっている様子もまたファンディスクらしいと思いました。全体のボリュームに対してHシーンの割合とボーカルの時間が長い、加えて他の作品のヒロインが登場する、こういったアンバランス具合は本作では実現出来ずファンディスクならではです。

 実際のところパッケージも非常に簡素ですし、本当思いつきの企画だったのかも知れません。それでも押さえるところは押さえて驚かせるところは驚かせる辺りがちゃんと作品としての提を作っていると思いました。まあ、この作品をプレイするのは最低限「トリノライン」プレイ済の方であり、minoriが好きな方だと思います。そういう意味で、万人に受ける必要は無いのかも知れませんね。むしろ、「トリノライン」しかプレイしてない方はこの機会に「ソレヨリノ前奏詩」と「夏空のペルセウス」をプレイして欲しいです。個人的趣味で言えば、「夏空のペルセウス」の「遠野恋」を味わって欲しいですね。あんな妹がいたら、もう死んでもいいと思わせるくらいの熱烈な愛を見せてくれます。そんなファンディスクでした。


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