M.M ブラザー猫〜超猫列伝 第3話「むせる!ちびっ娘退魔師パーフェクトソルジャー!翔太の彼女で妹で?」
シナリオ | BGM | 主題歌 | 総合 | プレイ時間 | 公開年月日 |
4 | 6 | 5 | 65 | 1〜2 | 2019/8/10 |
作品ページ | サークルページ |
この「ブラザー猫〜超猫列伝 第3話「むせる!ちびっ娘退魔師パーフェクトソルジャー!翔太の彼女で妹で?」」は、前作である「ブラザー猫〜超猫列伝 第1話「君んちにもブラザー猫、いる?」」及び「ブラザー猫〜超猫列伝 第2話「走れ翔太! 下着ドロボーにご用心!」」の続編となっております。その為レビューには「ブラザー猫〜超猫列伝 第1話「君んちにもブラザー猫、いる?」」及び「ブラザー猫〜超猫列伝 第2話「走れ翔太! 下着ドロボーにご用心!」」のネタバレが含まれておりますので、ネタバレを視たくない方はご遠慮下さい。またネタバレ無しのレビューについては「ブラザー猫〜超猫列伝 第1話「君んちにもブラザー猫、いる?」」のレビューを参照下さい
・「ブラザー猫〜超猫列伝 第1話「君んちにもブラザー猫、いる?」」のレビューはこちら
・「ブラザー猫〜超猫列伝 第2話「走れ翔太! 下着ドロボーにご用心!」」のレビューはこちら
※このレビューには「ブラザー猫〜超猫列伝 第3話「むせる!ちびっ娘退魔師パーフェクトソルジャー!翔太の彼女で妹で?」」のネタバレありしかありません。本作をプレイした方のみサポートしております。
以下はネタバレです。見たくない方は避難して下さい。
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<いよいよ魔獣達との構図が見えてきました。ここからが本当の戦いでしょうか。>
困っている人がいたら助け、言葉を交わせばもう相手の事をブラザーと認めるカッコ良い存在である「ブラザー猫」と、今どきの悩める小学生である「龍宮翔太」を中心とした下品なドタバタ学園ものである「ブラザー猫〜超猫列伝」の第3話です。ブラザー猫のカッコよさと小学生らしい下品さを合わせ持った黒柴亭さんにしか出せない雰囲気の作品という事で、毎回頭空っぽにして楽しませて頂いております。このシリーズも第3話という事で、いよいよ物語の大筋に関わる部分が見えてきました。
始めに、今回から新たに導入されたSKYNovelについて触れようと思います。AIRNovelとテイストは似つつも処理速度が格段に上昇した感覚でした。インストール時間は大幅に短縮され、場面転換も速くなり快適になったと思います。ですが、例えばバックログはマウスホイールで見ることは出来ず、加えて読んだ直後のテキストではなくプレイ開始時のテキストが表示されますので確認がちょっと面倒に感じました。そしてやはり既読スキップが欲しいですね。未読と既読でテキストの表示タイミングや時間を調整できる機能は嬉しいですが、是非そこに既読スキップも加えて欲しいと思いました。後は、そうしたスキップや自動読み送りの手順が右クリックをしないと確認出来ないのも手間だと思いました。ウィンドウの隅にアイコンを用意するなどすれば、手順を確認する手間も省けると思いました。この辺りはインターフェースの作り込みでしょうか。
続いて内容ですが、今回でいよいよこれまで戦ってきた妖怪やブラザー猫の本質に迫る内容が出て来ました。今まで妖怪や呪いだと思っていた存在は魔獣と呼ばれる物でした。そしてその魔獣にも様々な階級があり、特に今回登場したネビロスは魔界の陸軍元帥というポジションでした。ようやく組織めいたものが見えてきました。そして、今回初登場の根尾霧子は退魔師の末裔でした。両親を魔獣に殺され、その復讐の為に渡り歩いております。霧子は翔太を疑っております。翔太はただの小学生ではなに何かを持っている、果たしてそれはブラザー猫の事でしょうか?それとも翔太自身の事でしょうか?何れにしても大きく物語が動いた事が間違いありません。
それにしても、第2話以降から翔太たちのカッコよさが目立ちますね。魔獣に対しても臆する事無く立ち向かう姿、素直にかっこ良いと思いました。紆余曲折ありましたが、ブラザー猫の力を借りずに撃退できたのですから。後は、この魔獣達への慣れが悪い方向に向かわない事を祈るだけですね。基本的に、人間ではまるで歯が立たない存在なのですから。ブラザー猫の力を借りつつ、異世界の住人たちの力も借りつつ、そして霧子たちと協力してこれからの戦いを頑張って欲しいと思いました。次回も楽しみにしています。ありがとうございました。
・・・それにしても、このブラザー猫の世界と魔法部の世界は同じなのでしょうか?一応登場人物が繋がりましたし、きっと同じ魔獣や妖怪を相手にしているという意味では同じなのだと思います。何が言いたいのかといいますと、魔法部シリーズはまだ完結していないのですがこれがブラザー猫と組み合わさって完結する道筋があるのかという期待を持ったという事です。これが、ただ魔法部の宣伝の為だけに使われたミスリードでない事を祈るばかりです。