M.M ブラザー猫〜超猫列伝 第2話「走れ翔太! 下着ドロボーにご用心!」




シナリオ BGM 主題歌 総合 プレイ時間 公開年月日
4 5 5 60 1〜2 2018/8/9
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 この「ブラザー猫〜超猫列伝 第2話「走れ翔太! 下着ドロボーにご用心!」」は前作である「ブラザー猫〜超猫列伝 第1話「君んちにもブラザー猫、いる?」」の続編となっております。その為レビューには「ブラザー猫〜超猫列伝 第1話「君んちにもブラザー猫、いる?」」のネタバレが含まれておりますので、ネタバレを視たくない方はご遠慮下さい。またネタバレ無しのレビューについても「ブラザー猫〜超猫列伝 第1話「君んちにもブラザー猫、いる?」」のレビューを参照下さい

「ブラザー猫〜超猫列伝 第1話「君んちにもブラザー猫、いる?」」のレビューはこちら

※このレビューには「ブラザー猫〜超猫列伝 第2話「走れ翔太! 下着ドロボーにご用心!」」のネタバレありしかありません。本作をプレイした方のみサポートしております。


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以下はネタバレです。見たくない方は避難して下さい。





















































































<翔太が今自分が出来る最大限の事をやった、だからブラザー猫は現れたんですね。>

 困っている人がいたら助け、言葉を交わせばもう相手の事をブラザーと認めるカッコ良い存在である「ブラザー猫」と、今どきの悩める小学生である「龍宮翔太」を中心とした下品なドタバタ学園ものである「ブラザー猫〜超猫列伝」の第2話です。前作である第1話は登場人物とブラザー猫の紹介という形でして、第2話で一つエピソードが紹介されました。ようやくこの作品の方向性が見えた気がします。それはずばり「小学生らしい下品さ」だと思いました。

 パンツが嫌いな小学生はいません。いや大人でもいないかも知れませんけど、小学生にとって「う○こ」「ち○こ」「パンツ」ほどテンションが上がるものはないと思います。そういう意味で、下品というよりは当たり前な、もっと言えば純粋な姿なのかなと思います。ただ、そんな小学生らしさも黒柴亭さんの手にかかれば全て台無し、下品な作品に生まれ変わりますね。途中シャブや誠一の生い立ちとか割とシリアスな雰囲気を醸し出してきたかと思えば、結局は最後ののり夫氏によるあの下品な悪魔キャラクターですからね。しかもパンツだったら男でも女でも良いとか…!プロってこういうのを言うんだなと思いました。

 そして、今作は翔太の頑張りが凄く目立ちましたね。第1話でブラザー猫に助けられてばかりだった翔太が、綾乃と誠一の為に奮闘する姿は純粋にカッコいいと思いました。皆さんお気づきだと思いますが、今回のエピソードにブラザー猫は殆ど出て来ませんでした。出てきたのは本当に最後、パンツを食べてパワーアップしたシャブに一撃必殺をかませる場面でした。ブラザー猫はずっと見ていたのだと思います。翔太が今自分が出来る最大限の事をやった、それが分かったからこそ最後の場面で現れたのだと思います。翔太は結果としてシャブには力で勝てませんでしたが、その心意気だけで充分頼もしくカッコいいと思いましたね。

 実際のところ、全体としてのまとまりはあまり感じなかった印象でした。いつも通り下品は下品ですし、友情は感じましたし、翔太の成長も感じました。それぞれの要素は良かったと思いますが、それらが独立した要素に感じられて結局何が言いたかったのががぼやけてしまったのかなと思います。今回シャブは呪いのパンツによって悪魔になってしまいましたが、その辺の伏線は回収されるのでしょうか。ブラザー猫の存在も明かされておりません。まあ、これは逆に明かされない方が良いのかも知れませんね。ブラザーはブラザーです。それだけで十分なのですから。次回作があれば、更なる登場人物達の活躍を見たいと思いました。ありがとうございました。


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