M.M まいてつ、聖地巡礼レポ


「4日目 SL人吉」編


<2018/11/3(土) 12:08>







それではまいてつ聖地巡礼のメインイベントであるSL人吉を始めます。
SL人吉が人吉駅に到着したのは12:08で、
折り返して再び人吉駅を出発するのは14:38になります。
私はこの2時間30分ずっとSL人吉の様子を見ておりましたので、
その様子を写真等で紹介します。



    


    


    


    


    


    



客車はJR九州らしいおしゃれなデザインなのは流石でしたが、
やはりSL本体の様子が見れたのが面白かったですね。
今回少しだけ中の様子も写真を取らせて頂きました。
投炭器も見れてとても興味深かったです。


後は物凄い熱量でしたね、
11月という事でやや肌寒い気温にも関わらず、
真夏の様な熱気が伝わりました。
この中で何時間も投炭をする機関士の方の苦労が伺えました。




ホームに停車中もずっと蒸気が湧いている様子がリアルでした。
これが発射の時はあの「ポオオオオオオオオ!!!」っていう汽笛になるんですね。





<2018/11/3(土) 12:30>




その後SL人吉は一旦車庫に引き上げるという事で、
自分もそちらの方に移動しました。







2日目にも登場した石造りの車庫です。
現代では非常に珍しい石造りという事で、
歴史的にも価値のある土木資産として認定されております。







近くに案内用の看板もあり、
これらの鉄道施設全体を観光に使用している様子が上手いと思いました。



    
                             (C) Lose - Digital Novel Brand



まいてつの中でも少しですが登場しております。
アングルは違いますが同じ場所ですね。



    



そうこうしているうちにSL人吉が入区してきました。
先頭部分だけ車庫から顔を出しているのが、
駅からも沿線からも見える形になりこれも上手いと思いました。
入区するタイミングで、
私以外にも鉄道ファン(まいてつファン?)の方が沢山いましたね。





<2018/11/3(土) 13:00>




SL人吉が次に動くまで時間がありましたので、
2日目には入れなかったSL館の中を見学してました。



    


    


    


    



とっても手作り感のある博物館でした。
リアルな鉄道機器を見る事が出来て、
マニアであればたまらないのではないかと思いますね。







その中でも特に注目したのはタブレット(通票)の機器があった事ですね。
これは駅と駅の間での列車の衝突を防ぐために、
一つの区間には一つのタブレット(通票)を持たないと通過できないという決まりを設け、
安全運行を実現している方式で使用している物です。







ご覧の通り、
タブレット(通票)は駅間毎に中央の穴の形と下部の切っ掛けの形が違います。
同じ駅間に違う駅間のタブレット(通票)が使用出来ては安全は確保できないという事です。



    
                             (C) Lose - Digital Novel Brand



何故今回タブレット(通票)を取り上げたかと言いますと、
ズバリまいてつの中でもタブレット(通票)を使用しているからです。
画像中央にタブレット(通票)があるのが分かりますでしょうか。
本当、まいてつのスタッフは鉄道について丁寧に取材したんだなという事が伝わります。





<2018/11/3(土) 13:40>




そして何やらSL館の外に人が集まってきました。
そろそろSLならではの作業が始まるからです。







これは転車台と呼ばれるものです。
普段電車に乗っているとほとんど意識しませんが、
SLには当然ながら運転台は片方にしかありません。
つまり、折り返し運転をする時は何らかの方法で車両を反転させなければいけないという事です。
それを実現するのが転車台であり、
私も存在はしてましたが実際に動く様子は初めてでした。







転車台も近くに案内用の看板がありました。
やはり普段見る事が出来ない物という事で、
こういった物を丁寧に説明する点が上手いと思いました。







ご覧の通り沢山の人が見に来てましたね。
最終的にはこれの倍以上の人がいた気がします。
















そしてSLがやって来ました!
転車台の上で停車します。







レールと転車台の連結を切り離し、






















運転台が逆転しました。
ちなみに実際は一周半してました。













そして転車台から出発し、






















客車と連結され、







再び出発していきました。
こうしたリアルな車両の入れ替えや付け替えを見たのは初めてでしたが、
こういう作業を日々当たり前にやってるんですね。



    


    


    



少し転車台の機械的な部分を取ってました。
レールとの連結部とか、
この辺りの安全装置があるからこそ脱線しないんですね。





<2018/11/3(土) 14:30>




そして再びSL人吉が人吉駅のホームに入線してきました。
これで乗車できますので車内の写真を撮ってました。



    


    


    


    


    



やっぱりおしゃれですね!
人吉に向かう時に乗ったかわせみ やませみと同様、
JR九州の特急列車はおしゃれでなければいけない決まりがあるんじゃないかっていう位素敵です。







それではいよいよSL人吉出発です!
ホームでも沢山の人が見送ってくれました。
次に人吉に来るにはいつの時か分かりませんが、
この人の温かさはに触れるために必ず戻ってこようと思います。



ここで流す曲は勿論まいてつのグランドOP曲である未来行き☆列車しかありませんね。
まいてつの象徴であるハチロクをストレートに表現した一曲となっております。
参考音源はこちらからどうぞ


正直なところ、
SL人吉が発車してからは写真も撮らずずっと車窓を眺めてました。
スピード感は実際電車と殆ど変わらず、
普通に特急列車に乗っている感覚でした。
それでも、
沿線にはSL人吉に手を振る人や車で追いかけてくれる人が沢山いて、
地元の人に愛されているんだなと感じました。
JR九州のサービスが素晴らしいのは勿論ですが、







そして熊本駅に帰ってきました。
時刻は17:15で、
太陽も落ちて夜の帳が近づいている時間になりました。
いよいよ本当に関東に帰るだけです。










SL人吉は今回の聖地巡礼のメインですので、
車体の様子だけではなく入換や転車の様子など、
実際の作業をメインに紹介させて頂きました。
割と熱中して写真を撮っていたんですけど、
いざ人吉を離れる時になったら一気に寂しさが襲ってきましたね。


それでは、次へお進みください。


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