M.M 初恋、聖地巡礼レポ
ここでは、私の中でも結構お気に入りのギャルゲーである「初恋」の舞台となった「東京都多摩市桜ヶ丘」へ行った時のレポートです。近くには京王線の「聖蹟桜ヶ丘駅」があり、ベッドタウンとしての高級住宅地が広がる場所です。またスタジオジブリ作品である「耳をすませば」の舞台にもなった場所であり、一気に知名度が上がったのではないでしょうか。
<作品紹介>
「初恋」は2002年に「RUNE」から発売されたサウンドノベルであり、タイトルの通りオーソドックスな学園物でして、主人公とヒロインの淡い恋物語を中心としています。そういう意味では真新しさはないのかも知れませんが、発売された当時である2002年前後はLeaf、Key時代の終了とともに様々なサウンドノベルが台等してきた時代でもあります。そんな中で現代の学園物の基礎を作った作品の1つと数えられており、非常に安定した内容ですので安心してプレイする事が出来ます。ゲームのレビューはこちらから。
<舞台紹介>
舞台となった「東京都多摩市桜ヶ丘」は京王線の「聖蹟桜ヶ丘駅」に隣接したベッドタウンです。もともと聖蹟桜ヶ丘駅には京王電鉄の本社がある事もあって駅周辺には京王グループの百貨店が多くあり、またそこから住宅地に伸びる京王バスの路線も豊富で駅と住宅地とで1つの街を形成しています。すぐ傍に多摩川が隣接しており、市民の憩いの場として親しまれています。また、スタジオジブリ作品である「耳をすませば」の舞台にもなったという事でその知名度は上昇し、聖蹟桜ヶ丘という聞きなれない駅名と相まって多くのファンが足を運んでおります。
<6/12(日) 9:00>
例の如く何もすることが無く暇していた私です。
普段でしたら秋葉原にDDRでもやりに行ったのでしょうが、
今日はいつも行くゲーセンでロケテストが行われているという事で
人が多くてどうせまともにプレイできないだろうと思いあきらめていました。
ですが、
このまま何もせず寮で引きこもっているのもつまらない、
何か理由をつけてどこかに行きたい、
と思っていました。
そこで思い立ったのがこの初恋の聖地巡礼です。
最近クリアしたばっかりですし、
常日頃から聖地の情報はチェックしていましたので切っ掛けさえあればいつでも実行できる状態でした。
私の住んでいる寮の最寄駅である北浦和駅から、
舞台である京王線の聖蹟桜ヶ丘駅までは大凡1時間です。
巡礼ポイントもそれ程多くはありませんし、
この日を逃して行く機会はないと思ったので、
実行しました。
といいう訳で、いざ聖蹟桜ヶ丘に出発です!
という訳で、
またいつもの思いつきで行った聖地巡礼ですが、
今回の巡礼範囲を簡単に説明しようと思います。
(C) 2011 Google
今回の巡礼範囲ですが、
京王線聖蹟桜ヶ丘駅周辺、
そこから南に位置している桜ヶ丘地域、
そして多摩川の河川敷となります。
地図で赤で点が打ってあるポイントが巡礼個所で、
周る箇所で言えばそれ程多くはありません。
ですが、
聖蹟桜ヶ丘駅から桜ヶ丘地域へ向かう道は急な上り坂でして、
道も曲がりくねっており階段や坂道が豊富な箇所でした。
なるほど。
昔は山や丘だったこの地域を一生懸命開発したんですね。
地図上でも桜ヶ丘地域の区画の綺麗さが分かりますね。
当時の街づくりに関わった人の苦労が感じられるようです。
<6/12(日) 11:30>
という訳で聖蹟桜ヶ丘駅です!
流石は京王線の特急・準特急が止まる駅という事で乗り降りする人は多かったですね。
さて、時間も無いことですしさっそく聖地巡礼を始めようと思います。
さすがは駅前という事で非常に多くの人で賑わっていました。
写真だとそれ程人はいなそうですが、
実際は写真の外で多くの人が買い物をしたり昼食をとったりしています。
バスターミナルがあり川崎街道が通っていたり、
交通の便もよさそうです。
そして、
(C)2002
RUNE/CAGE
もう聖蹟桜ヶ丘駅そのものが聖地なんですよね!
いや〜そのまんまでビックリしました。
ここはヒロインと良くデートで来る場所ですね。
実際はイチャイチャデートだったり修羅場だったりと色々な場面がありました、
ちなみに立ち絵は私が一番のお気に入りである妹の「初島杏」です。
だって、最強クラスの妹キャラなんですもの。
そして駅から桜ヶ丘地域へ向かう事1分。
そこから駅を振り返ると、
(C)2002
RUNE/CAGE
完璧ですね!
これも駅前のアングルです。
印象としては初島杏よりもココ・夏野・パルフェの方が強いでしょうか。
さて、ここからは桜ヶ丘地域へ向かいます。
暫くは街路樹のある綺麗な並木道を進んでいたのですが、
川を渡った瞬間に、
坂道が始まりました!
当分このレベルの坂道が続く事になります。
ちなみにこの坂はいろは坂と呼ばれております。
ちなみに全体の2割も登って無いのにこの標高です。
前半はやる気十分で登ってましたが予定通り疲労してきました。
それでも綺麗に整備された道路と緑は流石ですね。
そしてその途中ですが、
(C)2002
RUNE/CAGE
これです。
完全に通学路です。
もうこれは一瞬で気が付きましたね。
ここまで完璧に再現されてると疲れも吹き飛ぶというものです。
まあ、
疲れが吹き飛ぶというのは気のせいでしたけどね。
何なんですか…このヘアピンカーブは…。
そしてそんなヘアピンをショートカットするような階段。
そして連続するヘアピン、階段、ヘアピン、階段、
最後の階段なんて尋常じゃない長さでしたよ。
初恋もそうですし耳をすませばもそうですが、
あいつら体力ありすぎです。
そしてようやく最後のヘアピンを登った先に、
(C)2002
RUNE/CAGE
こんなところに初島杏のエンディングCGが!
まるでここまで苦労して登ってきた私を祝福してくれるかのよう!
とりあえずここで少し休憩をとりました。
<6/12(日) 12:30>
という訳でここからは桜ヶ丘地区に入って行きます。
実は、
ここでの巡礼箇所は一ヶ所しかありません。
ですがここまで整備された町並みは珍しいですので写真だけは撮ってきました。
いやはやよく整備された住宅地でした。
坂道は相変わらずでしたがバス路線は整備されており、
歩道も広めで歩きやすかったです。
途中には案内図があり、
その数も豊富で迷う事はなさそうです。
そしてそんな住宅地の中に、
突然神社が現れました!
もうこれは決まりですね。
(C)2002
RUNE/CAGE
間違いありません!
小桃シナリオや柚純シナリオで登場した神社ですね。
ちなみにこの背景での初島杏が見つからなかったので、
泣く泣く椎名柚純にしました。
まあ、2人目にお気に入りのヒロインなので良いんですけどね。
その他神社の写真です。
という訳で本当にこの一ヶ所で桜ヶ丘地域は終わりです。
実際はもっとあるはずなのでしょうけど、
ちょっと見つからなかったのであきらめました。
という訳で残りは桜ヶ丘地域の写真でもどうぞ。
本当、写真だけは撮ってきましたから。
こうして歩いてみると、
本当に山や丘を切り崩して開発されたという事が分かりますね。
とにかく坂道でデコボコなんですもの。
それでも階段を整備したり歩道を広くしたりと、
出来るだけ住みやすく工夫されているのが伝わりました。
桜ヶ丘地域は初恋や耳をすませばだけでなく多くのゲームの聖地になっています。
まだ初恋で見つかっていない箇所もありますし、
もしかしたらまた来る事になるかもしれませんね。
<6/12(日) 13:30>
という訳で最後の聖地は多摩川河川敷です。
という訳で一度聖蹟桜ヶ丘駅に戻り、
駅の北側に行きました。
北側は南側と違って商店街はありませんでしたね。
ですが、歩いて3分もしないでもう多摩川河川敷に到着しました。
非常に広い河川敷でしたね!
ただ広いだけではなく、
公園や運動場、BBQ広場などもあり完全に憩いの場としての役割がありました。
そしてそんな河川敷の聖地と言えばここしかありません。
(C)2002
RUNE/CAGE
さまざまなイベントが発生した場所ですね!
誰か特定の場所という印象はないのではないでしょうか。
まあ、強いて一人挙げるとすれば西村陽子かな。
以下河川敷の写真です。
今日は程良い曇り空という事で、
BBQを楽しむ集団や家族連れ、
サイクリングやジョギングを楽しむ人、
バスケットボールや野球ボールで遊んでいる親子、
トロンボーンを吹いている青年、
ラジコン飛行機で遊んでいる子供、
ラグビーをしている大学生らしき集団、
と多くの人がいました。
ちなみに、
聖地巡礼をしてそうな人は私しかいませんでした。
余談ですが、
河川敷で階段があって橋の下という場所は上の写真一ヶ所しかありませんでした。
へぇ〜、なるほどね〜
とまあそんな感じで初恋の聖地巡礼はとりあえず終わりました。
時間も微妙でしたが、
早く帰ってまずはお風呂に入って汗を流したかったので帰りました。
<まとめ>
という訳で、トータル5時間30分の聖地巡礼は終わりました。
思えばひょんな思い付きで始めた聖地巡礼でしたが、
事前に用意をしていたという事もあり手軽に回る事が出来ました。
今回は聖蹟桜ヶ丘駅という住宅地を舞台とした聖地でしたが、
確かにどことなく現代の町並みという印象でしたので、
昨今のサウンドノベルとしては扱いやすかったのでしょう。
都心からも近いですし、
多くのサウンドノベルで舞台になっている理由が分かった気がしました。
そして、
都会の聖地では雰囲気よりもスポットを重要視しがちだと思っていましたが、
この聖蹟桜ヶ丘駅周辺は間違いなく雰囲気を重要視していました。
特別な観光地がある訳ではありません。
あくまでただのベッドタウンです。
それでもここを聖地に選んだのは、
この聖蹟桜ヶ丘駅周辺という雰囲気が気に入ったからだと思います。
まあ、
もともと耳をすませばで有名になっていたからというのもあるのかもしれません。
それでも、
その耳をすませばの聖地になったという事実もまた、
聖蹟桜ヶ丘駅周辺の雰囲気が魅力的だったからでしょう。
都会の町並みでも惹かれるものはある。
それが画一的であれば画一的であるほどに、
そんな事に気づかされた巡礼でした。
それでは、今回はこの辺で。