M.M ともえお姉ちゃんと夏休みっ!




シナリオ BGM 主題歌 総合 プレイ時間 公開年月日
3 5 - 50 〜1 2018/5/2
作品ページ(無し) サークルページ



<ビジュアルノベルと音声の組み合わせで、是非あなたもともえお姉ちゃんにベッタリしてみて下さい。>

 この「ともえお姉ちゃんと夏休みっ!」は同人ゲームサークルである「F.T.W.」で制作されたバイノーラル音声作品です。F.T.W.さんの作品はこれまで「死埋葬」「黒白痴」「柘榴草紙」「サンダガ!! -HONEY'S END SUPERNOVA-」「狂痛忌 -all in all is all we are-」と数多くプレイさせて頂きました。全体としては人間の本質に迫る死生観溢れるシナリオを描かれる印象ですが、その中でも「サンダガ!!」なとドタバタ学園ものも描かれ非常に幅の広さを感じております。加えてF.T.W.さんはビジュアルノベルのみならずドラマCDなどの音声作品も制作されており、これまでも「死埋葬」のボイスドラマを制作され私も手に取らせて頂きました。ボイスアクターさんによって生まれ変わった死埋葬に、新しい視点を感じましたね。

 今回の新作はである「ともえお姉ちゃんと夏休みっ!」はバイノーラル音声作品です。いわゆる「耳かき音声」というやつですね。こういうのは、もうひたすらベッタリし続けるのが良いんじゃないかって思ってます。何も考えずに、ヘッドホンを付けて、力を抜いて、横になって、ひたすら聞き続けるのが一番です。こういう音声作品で、我々日本男子の妄想力が鍛えられるんですね。クールジャパンの底力を見せてあげましょう。ちなみに今作にはおまけでミニノベルパートも付いております。ヒロインであるともえお姉ちゃんとの馴れ初めが描かれております。バイノーラル音声作品のレビューを、ここで書いているのはその為です。前半でミニノベルパートについて、後半で音声パートについて書こうと思います。

 主人公である「ぼく」は、夏休みに親戚のお姉ちゃんのところに預けられる事になりました。名前は巴、小さいときに一度会ったきりで「ぼく」はあまり覚えてませんでした。やや人見知りな性格の「ぼく」は不安がいっぱい、ですがそれは巴もまた同様でした。久しぶりの再会なのにどこかぎこちない雰囲気。「ぼく」は巴さんが僕の事嫌いなのかなと不安に思ってしまいました。ですが、それは杞憂でした。巴さんもまた、久しぶりに接する「ぼく」にどういう態度でいればいいか分からなかっただけなのです。始めはぎこちなかった「ぼく」と巴さんも、時間と共に自然と慣れ親しんでいきます。そしたら、後はもうみなさんのご想像にお任せします。

 作品の「readme」にも書いておりますが、時系列的には「ミニノベルパート」⇒「音声パート」となっておりますので、是非初めにノベルパートをプレイしてみて下さい。「ぼく」と巴さんの馴れ初めや、巴さんがしている仕事、どうして巴さんが「ぼく」の事を気に入っているのかが分かります。そういったバックグラウンドが分かっていると、音声パートを聞いた時の「尊さ」に差が出ると思いました。バックグラウンドを知らなければ、ともえお姉ちゃんを演じるそらまめ。氏の音声のみで聞くことになります。勿論それだけでも素晴らしいのですが、折角なのでともえお姉ちゃんというパーソナリティも理解してしまいましょう。そうした情報をインプットし、そこから更に妄想力を働かせて音声パートに臨むのです。そんな2段構えの構成が素晴らしかったです。

 ミニノベルパートのプレイ時間は私で20分くらいでした。20分ですのであっという間に終わってしまいます。選択肢も無く、左クリックだけで誰でもクリアできます。勿論ともえお姉ちゃんはフルボイスです。音声パートもありますので、是非全てのボイスを聞きながらプレイして欲しいですね。音声パートは基本的に甘々なだけですが、ミニノベルパートでは色々な表情のともえお姉ちゃんを見る事が出来ます。F.T.W.さんの強みを生かした、ビジュアルノベルと音声の組み合わせというとてもお得な1枚です。是非あなたもともえお姉ちゃんにベッタリ触れてみて下さい。


→Game Review
→Main


ここからは先は音声パートのレビューになります。









































 すみません、レビュー描けません。こんなの、蕩けるしかないやん。まさか、耳舐めパートじゃなくて、囁きパートで、ここまで殺されるとは、思って、なかった…………(尊死)


→Game Review
→Main