M.M 相思相愛ロリータの生活




シナリオ BGM 主題歌 総合 プレイ時間 公開年月日
3 6 - 66 1〜2 2016/8/28
作品ページ(R-18注意) サークルページ(R-18注意)



 この「相思相愛ロリータの生活」は先に発売された「相思相愛ロリータ」の続編となっております。その為レビューには「相思相愛ロリータ」を含めたネタバレが含まれておりますので、ネタバレを避けたい方は避難して下さい。

「相思相愛ロリータ」のレビューはこちら

※このレビューにはネタバレしかありません。前作と本作の両方をプレイした方のみサポートしております。


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以下はネタバレです。見たくない方は避難して下さい。





















































































<お互いを信頼し愛し合っている2人が、未来永劫幸せになる事を約束するまでの物語でした。>

 どこにでもいる様な普通のサラリーマンであるおかくんが、通勤電車の中で偶然出会った1人の女の子まこと気が付けば同棲しセックスしそして2人だけのユートピアにたどり着ける「相思相愛ロリータ」の続編です。どこまでも主人公の行動を許してくれて、どこまでも甘やかしてくれる本物のユートピア。「ダメな大人になりましょう」のキャッチフレーズの通り、背徳的でありながら誰もが夢見る世界が広がっておりました。そんなおかくんとまこが同棲を始め、一つ前に進むエピソードが本作「相思相愛ロリータの生活」で描かれておりました。

 まずもって今作もひたすらまこの甘甘な姿にやられました。セリフも、

「わるいと思ってないのにあやまったでしょ」
「わーーー」
「まこのおっぱい、おっきくなったみたい」
「まこにわるい子、しないの?」
「うん。きて。いらっしゃい」
「おふろの神さまに、怒られちゃう」
「おふろでしーしー、めーだから、ね?」
「まこのなかに……いないいないしてね?」
「だきしめて、だきあって、ねむるの」
「くちゅくちゅー、ぺっ。ってした?」
「わたしと、あなたが、ごっつんこするの」
「おまんこ、いっちゃったの」
「あたたかくしてくださいねー」
「しゅっしゅ、くにくに」
「あいしてもらえたんだ……って思えるの」
「わたしのかべと、あなたのかべを、行き来するのね」
「小さい子はたくさんねなきゃいけないもんね」
「あいしてるからあいかぎなの?」
「まことおしごと、どっちをとるの?」

と相変わらずですよ。これで蕩けない方が無理というものです。正直な話、この「相思相愛ロリータの生活」をプレイしている姿だけは誰にも見せたくありませんね。余りにも恥ずかしすぎて、これだけはたった1人でPCに向かい合ってプレイしたいものです。本当、まこは魔性の女ですよ。純粋無垢で、その純粋さが魔性なのです。そしてそんな魔性さと母性がおかくんの父性と噛み合っているんですんね。この2人は会うべくして会ったんだと思う事が出来ます。

 そして今作ではただ甘甘な生活をなぞるだけではなく、幸せのあり方についても触れておりました。まこの為に全てを捧げる覚悟をしたおかくん。ですが現実は中々厳しく仕事は忙しくなるし理不尽な要求は止まることはありません。そんな仕事にクタクタになったおかくんをまこが癒してあげる生活が続いておりました。これでも十分幸せなんだと思います。何故ならお互いを信頼し愛しているからです。家事もお互い交代しながら行います。お風呂掃除も一緒にやります。こんな理想的な男女の同棲はありませんね。

 だからこそ、おかくんはこの幸せな生活を証としてまこに提示しました。それがエンゲージリングです。作中でも「僕が欲しいものは、今はまだないもの」「きみとふたりで暮らして、生活して、その先にあるもの」「未来にあるもの」と言っておりました。本当の幸せは同棲を超えてお互い対等な夫婦になってからの生活にある、未来を見据えたとても前向きな決意でした。もしかしたらここからおかくんとまこにとっての本当の幸せが始まるのかも知れません。気持ちを形にすることはとても大切な事です。いつも甘甘でなんでも許してくれるまこにとってもすごく嬉しいプレゼントだったと思います。

 ですけど、2人の生活が劇的に変わるかと言ったらそんな事はありませんね。作中では上記のセリフに引き続き「もうあるもの」と言っておりました。既に心は繋がっていたんです。それがエンゲージリングという形で見えるようになっただけなのです。前作「相思相愛ロリータ」の最後で、生理を迎えたまこに対し中出しをしたおかくん。その時の決意が幸せへの決意でもあったんですね。これが真のユートピア。幸せはここにありました。この作品のキャッチフレーズは「幸せになろう」です。それは今も充分幸せだけどそれを未来永劫続けていこうという決意の表れです。最後エピローグで「子どもが、欲しい」と言っておりました。おかくんとまこの子供が生まれたとき、また新しい幸せがやって来る事でしょう。ありがとうございました。


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