M.M ねこねこファンディスク




シナリオ BGM 主題歌 総合 プレイ時間 公開年月日
6 8 - A - 2006/5/17
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<偏りのあるファンディスク>

 「ねこねこファンディスク」は、これまでねこねこソフトで発表された「White〜セツナサのカケラ〜」「銀色」「みずいろ」の後に発表された、ソフトのためのファンディスクではなく、ブランド全体という意味でのファンディスクです。なので、内容的にも様々なジャンルの物があり、なかなか楽しむ事の出来る物でした。主なコンテンツ毎に評価していきたいと思います。

 メインコンテンツとして、数々のショートシナリオがあります。具体的に言うと、「えちぃの」「ショートストーリー」「ソルジャーブルー」の三つがあります。始めに「えちぃの」ですが、これは文字通り「Hシーン」ばかりの約30分程度のシナリオを幾つかそろえた物です。ねこねこソフト的には「H度を強めにしています」と書いてありましたが、私としてはただヒロインがコスプレしているだけで、あとはなんとなくずっとHシーンが続いているという感じでした。次に「ショートストーリー」ですが、これは「銀色」をメインに「White〜セツナサのカケラ〜」「みずいろ」も含めた約30分程度のシナリオを幾つかそろえた物です。先ほどの「えちぃの」とは対照的になかなかシリアスに作ってあります。中にはアフターシナリオ的な物もあって、結構読み応えはあると思います。最後に「ソルジャーブルー」ですが、これは前に発表された三作とは全く関係ないシナリオで、全五章からなる一本のコメディです。本当に前の三作とは関係ないので、そういう意味では気軽に楽しめるかと思います。なにより、こういったバカな雰囲気がねこねこソフトらしさだと思ってますので、これはこれで楽しめるのではないかと思います。

 もう一つのメインコンテンツとして、「バルドバレねこ」があります。これは、戯画で発表されたゲームである「バルドバレッド」の戦闘システムはそのままで、キャラクターをねこねこソフトのキャラクターにした物です。私はほとんどやり込んではいないのですが、バルドバレッドの流れを本当に忠実に再現した物であると思います。こういうのが好きな方はとことん楽しめるのではないかと思います。

 他のコンテンツですが、おまけとしてまた別の幾つかのショートシナリオがありますが、これは過去の作品に関係している物からそうでない物まで色々あります。内容は普通に面白いので、暇つぶし程度に楽しめるかと思います。

 さて、ここでとりあえず断っておきたい事として、「ねこねこファンディスク」における「White〜セツナサのカケラ〜」「銀色」「みずいろ」の割合です。具体的に言いますと、「White〜セツナサのカケラ〜」が5%、「銀色」が30%、「みずいろ」が65%といった感じです。やはり一番人気があったタイトルに関してのコンテンツが多くなるものかと思いましたが、まあそれは致し方ないとも思います。ですが、さすがにバランスは悪いと思いました。言ってしまえば、「White〜セツナサのカケラ〜」よりも「ソルジャーブルー」の方がボリュームは大きいですよ。なので、「ねこねこファンディスク」をやる方は、最低限「みずいろ」はやった方がいいと思いますし、プラスして「銀色」をやればほとんどのコンテンツは楽しめると思います。その点だけ注意していただければ、普通に楽しめる物だと思います。あと、過去の作品に関係していないコンテンツについては、ねこねこソフトの作品をやってない方でも本当に楽しめますので、安心してください。


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