M.M　魔法少女☆僕

＜見た目通りの男の娘×女の子な魔法少女ゲーム、この直球なスタイルは流石の幻創映画館さんですね。＞

　この「魔法少女☆僕」という作品は同人サークル「幻創映画館」で制作されたビジュアルノベルです。幻創映画館さんの作品は、ここ最近はコミケ等の即売会で頒布される機会があれば必ず手に取っております。初めてプレイした「光の国のフェルメーレ」という作品が、私を幻創映画館さんのファンにした切っ掛けでした。ストレートな描写と登場人物の真っ直ぐな生き方に、涙を流して感動した事を今でも覚えております。その後様々な作品をプレイさせて頂きましたが、どの作品も捻りはほとんど無く当初のイメージ通りのシナリオ展開で安心感を持ってプレイしております。全てフルボイスであり無料配布、このクオリティを安定して提供出来るのはお見事だと思いました。今回レビューしている「魔法少女☆僕」は、私にとって初めてのフェチズム系作品です。タイトル通り、男の娘が登場するのは間違いないのでしょうがどんなエロスを見せてくれるのが楽しみでプレイし始めました。

　主人公の名前は山田太郎、日本を代表する様な名前の彼は正真正銘の男です。ですが見た目・性格・声の全てが女の子、そんなギャップにいじめられたりもしました。それならば、もういっその事女の子になってしまえばいいじゃない！そんなこんなで、太郎の悩みは解決したのでした。ですが、思春期を迎え年頃になると別の問題が浮上します。それは性欲です。見た目は女の子でも心は男の子ですからね。普通におちんちんは勃起しますし射精もします。自分は女の子の見た目だけどセックスがしたい！そんな年頃の悩みを持っておりました。この日もいつも通りオナニーをしていて、エッチがしたいと素直な欲望を言葉に出してました。すると、突然声が聴こえてきて目の前に謎の生物が現れました。名前はボデヂュウ、どこかで見た事があるキャラクターを組み合わせた様なその生き物の力で、太郎は魔法少女になってしまいました。そして、太郎が対峙するのは何と憧れの学生会長である九条璃々だったのです！果たして太郎はどうなってしまうのでしょうか。

　という訳で、タイトルの通り男の娘が色々あって魔法少女になってしまう作品です。正直これだけですので、あまりネタバレとかそういったものはありません。純粋に、可愛い太郎君の姿を堪能して頂ければと思います。この作品はR-18ですのでHシーンがふんだんにあります。太郎のオナニーから始まり、そこから学生会長である九条璃々との絡みが続きます。割と一通りのシチュエーションは揃っておりますので、殆どの方に楽しんで貰えるのではないでしょうか。また、唐突に魔法少女になってしまった訳ですがその辺りはあまり深く考察する必要は無さそうです。とりあえず、魔法少女らしい可愛い外見を楽しんで貰えれば十分だと思います。ボデヂュウのデザインが、もはやあれですからね。なるほど、幻創映画館さんのフェチズム作品ってこういう感じなんですね。良く伝わりました。

　その他の特徴として、BGMが上げられます。タイトル画面で、とてもキャッチーで軽いサウンドが流れ明るい雰囲気なんだなと印象付けてくれます。そこからも明るめのサウンドが続き、作品の展開や雰囲気にマッチした物となっております。ですが、シナリオも後半になってきた段階で突然荘厳なBGMに切り替わり驚いてしまいました。それと同時に、可愛いだけのはずだった魔法少女達が急に凛々しく見えてしまいました。これがBGMの成せる技なのかも知れません。素直にカッコいいと思ってしまいました。どの曲も丁寧に作られておりますので時にクリックを止めて聴くのも良いかも知れません。後はあれですね、普通に射精した時の精液の量が多いです。良い感じの効果音と共にビュルルルルと出されるのは素直に爽快です。エロゲですからね、精子の量は多くてなんぼですよ。

　プレイ時間は私で25分でした。選択肢は無く、クリックのみでエンディングにたどり着く事が出来ます。プレイ時間の大半はHシーンです。パッケージを見て、絵柄が気に入ったのなら必ずや満足いただけると思います。シナリオは、一応ありますが正直ない様な物です。とにかく可愛い男の娘と純粋な女の子との絡みを楽しみましょう。男の娘も色々ありますからね。この作品はパッケージで男の娘×女の子なのがハッキリしてるのが良いですね。加えて魔法少女、何か魔法的な物も見れますので楽しみにしててください。ハッキリしたのは、フェチズムでもそうでなくても幻創映画館さんの作品はやはり言いたい事が直球だったという事です。いつもの通りで安心しました。そんな、ちょっとした息抜きになった作品でした。

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現在ネタバレのレビューはありません。見たい方も見たくない方も避難して下さい。