M.M 秘密基地で秘め事
シナリオ | BGM | 主題歌 | 総合 | プレイ時間 | 公開年月日 |
2 | 5 | - | 58 | 〜1 | 2018/3/6 |
作品ページ (R-18注意) |
サークルページ (R-18注意) |
<ロリゲーはね、ロリとロリコンの両方が揃わないと成り立たないんですよ!>
この「秘密基地で秘め事」という作品は、同人サークルである「BABEL」で制作されたビジュアルノベルです。BABELさんの作品をプレイしたのは今作が初めてでして、C93で同人ビジュアルノベルのサークルを回っている時に手に取らせて頂きました。もうね、パッケージを見ただけでどんな作品が丸わかりですね。隠す要素なんて1つもありません。ロリっ子とひたすらHするだけのエロゲーです。プレイ前にBABELさんの公式HPを拝見したのですが、非常に多くのビジュアルノベルを作っておりその殆どがロリっ子とHするものでした。これだけ実績があり長く活動しているサークルさんです。どれだけ洗練されたロリとエロを見る事が出来るのか楽しみにプレイし始めました。
主人公である吉井祐介は、この春から一人暮らしを始める大学一年生です。ですが、社交的な性格ではない祐介はサークルにも参加せずバイトをする事もせず、何となく漫然とした日々を過ごしておりました。そんな祐介がたまたま近所の山に散歩に行ってみると、そこには秘密基地がありました。きっと地元の小学生の遊び場なのでしょう。そして、そんな秘密基地で1人の女の子と出会うのです。名前は宮園雪希。まだ生理も来ていない小さな女の子です。始めはギクシャクしていた2人ですが、日が経つにつれ徐々に警戒心も無くなっていきます。そして、友達から恋人へ。その果てに待っているのは、もはや言わなくても分かりますね。
正直言って、シナリオはあって無いようなものです。ある日突然出会った大学生と小学生が、そのまま仲良くなりHするだけです。冒頭主人公は「社交的な性格ではない」と書きましたが、実際はそんな事はありませんでした。むしろ、世界中の大学生にお手本にして欲しいくらいメッチャコミュニケーション力が高かったです。初対面の小学生に「雪希ちゃんは僕の友達になってくれるかい?」って言えますか?そしてそれで了承してもらえる自信がありますか?後ほど主人公の顔もスチルで出てくるのですが、実はイケメンなんですよね。ああ…そういう事か…と歪んだ自分は静かに悟るわけですよ。ちくしょう何が社交性がないだ!既に人生イージーモードじゃないか!ああああ羨ましいーーー!!!
ちなみに、この主人公ですが社交性の高さもさる事ながら重度のロリコンでもあります。物語上はロリコンとは一言も言ってないのですが、実際のところ行動を思考を見ていたらロリコンのそれです。どんなレベルでロリコンなのかは、実際にプレイして確かめてみて下さい。そして、自分は思いました。ロリゲーって、女の子がロリだからロリゲーになるんじゃないんだなと。ロリゲーはロリとロリコンがセットで初めてロリコンになるんだな、と。ヒロインの雪希は見た目通りの純粋無垢な女の子です。当然性に対する知識など全くなく、主人公の祐介にいいように言いくるめられて徐々にその性感を開発されていきます。無理やりではないのです。実態はともかく、お互いに階段を登るように確認しながらステップアップしていく様子が微笑ましかったです。これはちゃんとしたロリコンでなければ実現できませんね。
そして肝心(?)のシチュエーションですが、始めはオチンチンを触ったりするところから始まり、徐々に体の触れ合いが増していきます。セックスするまでは意外と時間が掛かりました。ですが、一度セックスしてからは様々な体位、様々な服装で逢瀬を重ねていきます。ちなみに服装ですが、小学生らしい素敵なものでした。まあ、ご想像の通りです。加えて、場所が秘密基地という殆ど外という環境も魅力でした。秘密基地というものは、当たり前ですが秘密だからこそ秘密基地です。ですが、こういうものはいつかは誰かに見られてしまいます。祐介と雪希にその時が来るのかは、今ここでは伏せておきます。そんな背徳感が常に付きまとう状況もまた、この作品の魅力でした。
その他の点としてはBGMの使い方が面白かったです。BGMは全てフリー素材でして、正直Hシーンで何をチョイスしてくるのか少し楽しみにしてました。そして実際に聴いてみて、すみませんちょっと笑ってしまいました。別にプレイヤーを笑わせに来ているわけではありません。ですが、自称社交性がない主人公の圧倒的コミュニケーション力を見せつけられ、流れるようにHシーンへと展開していきながらあのBGMはクセになりました。……ホントすみません。多分、笑ってしまうのは自分だけかも知れません。大真面目なのかギャグなのか、そんな絶妙な雰囲気もまた楽しかったです。
プレイ時間は私で55分でした。選択肢はなく、一方的なロリえっちを楽しむ事が出来ます。もうね、パッケージを見てピンと来たらプレイして頂ければそれでいいと思います。特に触手が反応しなければ、まあスルーで構わないと思います。そういう意味で、実に対象を選びやすい作品だと思いました。プレイ前と後で殆どイメージは変わりませんでした。後はエンディングですね。とりあえず小学生とHな事をする作品だという事は見た目ですぐ分かります。ですが、どんな作品でもエンディングがどうなるかはプレイしてみないと分かりません。是非、この大学生と小学生のHの果てに何が待っているのかを確認してみてください。そして、ロリゲーとはこういうものであるという事も同時に確認してみてください。そんな作品でした。ネタバレはありません!自分の目と耳で確認して下さい!
現在ネタバレのレビューはありません。見たい方も見たくない方も避難して下さい。