M.M Campus Notes - Bill of Fare -


 この「Campus Notes - Bill of Fare -」は先に発売された「Campus Notes vol.1 Re:Birth」の番外編となっております。その為レビューには「Campus Notes vol.1 Re:Birth」を含めたネタバレが含まれていますので、ネタバレを避けたい方は避難して下さい。

・「Campus Notes vol.1 Re:Birth」のレビューはこちら

※このレビューにはネタバレしかありません。前作と本作の両方をプレイした方のみサポートしております。


→Game Review
→Main

以下はネタバレです。見たくない方は避難して下さい。























































































シナリオ BGM 主題歌 総合 プレイ時間 公開年月日
1 7 - B 〜1 2015/6/14
作品ページ サークルページ



<本当、心ちゃんはレビュアーの鏡ですね!>

 筑波大学を舞台としたちょっと不思議な学生生活を描いた「Campus Notesシリーズ」の番外編です。筑波大学は国立大学の中でも比較的新しく創立されたことや東京まで1時間半という絶妙な位置関係、そして気象観測センターや国立科学博物館など学術機構の附属施設があるなど他の大学とは違う独特の雰囲気を持っております。そんな筑波大学を愛しその魅力を発信する4th clusterさんのシリーズ、なんと今作はそんな筑波大学生が御用達の大食いのお店を紹介する番外編です。

 筑波大学には通称三大重食と呼ばれるお店があるそうです。軽食と対をなすように名付けられた「重食」の名前、食欲旺盛な大学生が重食と称するにはそれなりの理由があるのだろうと思います。今回「Campus Notes - Bill of Fare -」で紹介されたのはRanRanという丼もののお店と龍郎という二郎系のお店でした。登場人物は「Campus Notes vol.1 Re:Birth」で登場した近未来視聴覚研究会(きんしけん)のメンバー。彼女たちによる楽しい日常の一コマが三大重食の舞台で繰り広げられました。

 まずは何と言っても大学生らしい会話が気に入りました。井崎さんが意味ありげにキリエさんに語りかけるあの感じと何も知らない心ちゃんを巧みに誘導する様、あのワル乗り感はまさに大学生だと思いました。本当に自然な会話なんですよね。車を持っている先輩がいてその車で後輩みんなで移動する、そんな風景もまさに大学生でした。心ちゃんのちょっと先輩を気遣うあの空気感、どこにでもああいう人物っていますよね。筑波大学のみならず大学生なら誰しも思い当たる一コマだと思いました。

 ですがいざRanRanに到着して丼ものを食べる段階になって、ここは流石の心ちゃんでした。一口食べるや否や口から飛び出すレビューの数々、丼のオーケストラとは流石の表現力ですね。そして見た目通り決して大食いではない心ちゃんにとってミニBIG丼といえどもかなりの量。それでもレビュアーとして残すわけには行かないという心意気はまさに鏡。自分の信念を貫く心ちゃんらしい素敵な一面でした。

 後はCGに相変わらずの迫力がありましたね。心ちゃんが目を光らせて食べたり脂汗をかいていたりする描写やキリエさんが怒涛の勢いでラーメンをススる様子、食欲をそそられました。人が美味しそうに食べている姿って本当に幸せになるんですよね。「Campus Notes vol.1 Re:Birth」でも心ちゃんが揚げアイスをもっさもっさ食べるところはお気に入りの1つです。4th clusterさんが本当に筑波大学を愛し筑波大学の食を愛する心意気を感じる事ができました。楽しかったです。


→Game Review
→Main