M.M 私は女優になりたいの




シナリオ BGM 主題歌 総合 プレイ時間 公開年月日
4 6 6 65 1〜2 2016/2/14
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<皆さんにとって好きな要素は何ですか?是非それをChloroさんに教えてあげましょう。>

 この「私は女優になりたいの」は同人サークルである「Chloro」で制作されたビジュアルノベルです。Chloroさんの作品では過去に「西暦2236年」や「あかほん」をプレイさせて頂き、独特の世界観とビジュアルノベルのセンスにあふれた演出に唯々驚かされました。特に西暦2236年はシナリオ・世界感含め非常にお気に入りでして、過去に舞台となった新潟県妙高市に聖地巡礼に行った程です。そんなChloroさんの処女作が今回レビューしている「私は女優になりたいの」でして、なる程処女作らしくとにかくやりたい事をとことん詰め込んだという実験的な印象を受けました。

 パッケージの裏側に「このゲームは少女が恋愛したり、変身したり、温泉に入ったり、ノイズミュージックをやったり、殺人犯にされたり、全てを思い出したりするゲームです。」と書かれてります。実際のところあらすじは本当にこの通りでして、あまりこれ以上多く言うことはありません。メインになるのは主人公でありヒロインであるアカネであり、彼女が上記の様な事を行いながら物語を紡いでいきます。それぞれのテーマで章が分かれており、各章の繋がりや最後にどのようにまとめられるのかを想像しながらプレイして頂くと良いのではないかと思います。

 一番私が惹かれたのはやはり画像・映像を駆使した演出ですね。西暦2236年の時も思ったのですが、Chloroさんの作品は唯のテキストではなく随所に動きのある演出を取り入れておりビジュアルノベルらしいセンスが光ります。そしてそれは処女作である今作から始まっているようでして、むしろ動きについては西暦2236年以上のものを感じました。この過剰なまでの演出、私にはまるで「ビジュアルノベルにおける演出はどのようなものが良いのだろう?」というChloroさんの実験風景のように見えました。人によって良かった、悪かった、驚いた、凄かったなど様々な感想を持つと思いますが、是非そうした生の声をChloroさんに届けて欲しいですね。それがChloroさんの次回作に繋がり新たな演出の発露に繋がると思っております。

 そしてこれも西暦2236年で感じたのですが、ボーカル曲が非常に多いです。そしてその全てがChloroさんの代表であるもきね氏の作詞作曲・メルティ氏の唄であり、非常に手作り感があると思いました。個人的に気に入っているのは「エクセレントな誓い」という曲で、一番メルティ氏の歌声が伸び伸びとしていて元気を貰いました。「えくせれんとなちかいぃ〜〜〜」って口ずさみたくなります。それ以外でも各章の始まりと終わりには必ずボーカル曲が入っており、まるでアニメのOPとEDの様です。全体のボリュームに対してその割合は大きく、これもまたChloroさんの方向性を位置付けているのかなと思っております。

 プレイ時間は私で1時間30分掛かりました。1時間30分の中に6つの章ですので本当にあっという間に終わってしまいます。特にメモするような事もなく、途中に仕込まれている小ネタにクスッとしながら感じるままに読んでいきましょう。コメディ要素もありSF要素もあり、恋愛要素もありファンタジー要素もあります。そしてこれら全てはChloroさんの手触り感を確かめる実験です。そして実験には結果が伴いそれを分析することが必要です。そしてそれが新しい作品を生みます。皆さんにとって好きな章はどれですか?好きな場面はどれですか?好きな曲はどれですか?是非それをChloroさんに教えてあげましょう。それがこの作品に対する一番のリスペクトになると思います。


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以下はネタバレです。見たくない方は避難して下さい。










































ちなみに割とカオスに仕上がってますので回覧注意で。





















































<アカネ「はい!これが私の42個目の作品である「私は女優になりたいの」でした〜〜!」>



アカネ「いや〜作ってみると色々面白かったね〜!」
アカネ「そうだね〜まさかこんなに色んな事出来るとは思ってなかったからね〜!」
アカネ「やっぱり今までみたいに文章だけでとは違うね〜!」
アカネ「ああ〜あの恋愛っぽいやつね〜!」
アカネ「あれいつ作ったんだっけ?」
アカネ「もう忘れちゃったね〜、10番目くらい?」
アカネ「最初は音楽しか作ってなかったからね〜。」
アカネ「でも今回今まで作った曲全部入れたんだよね!」
アカネ「そうだよね〜、折角絵も音も文章も入れれるんだから色々試そうって決めたんだもんね〜!」
アカネ「映像も色々試してみたよね〜!」
アカネ「そうそう!友達に協力してもらって動画もとったからね!」
アカネ「あの動画は30個目くらいだっけ?」
アカネ「もう忘れちゃたね〜。」
アカネ「あと前にちょっと書いた漫画も入れたよね〜。」
アカネ「そうそう!あんな漫画でも動かし方で結構さまになったよね〜!」
アカネ「うんうん!CGで作らなくても結構いい感じだったよね〜。」
アカネ「あの辺は全部20個目あたりだっけ?」
アカネ「そうだった気がする〜。」
アカネ「ていうかもう色々と突っ込み過ぎwwプリキュアとかB'sとか完全に趣味でしょww」
アカネ「そりゃ初めてのノベルゲームだからね!折角だし入れないと損でしょ!」
アカネ「しかも宇宙とか魔法少女とかwwもう全然まとまりなさすぎww」
アカネ「だって入れたかったんだもん!ノベルゲームだよ!初めての!」
アカネ「まあそうだよね〜。」
アカネ「42個目にして初めてのノベルゲームだからね〜。」
アカネ「もしかして温泉回も入れたかったから入れたんでしょ?」
アカネ「正解〜!」
アカネ「もう適当すぎww」
アカネ「あと殺人犯はいきなりだったかもね〜。」
アカネ「え〜そうかなぁ〜?ちょっとミステリーっぽくて良くなかった〜?」
アカネ「まあ最後までやればそうだけどね〜。初めて見た人はポカーンでしょ!」
アカネ「でもそれはそれで良かったんじゃない?」
アカネ「そうかもね〜終わりよければ全て良し!」
アカネ「いやいや!終わり良くないからww」
アカネ「確かに!これってぶっちゃけBAD ENDだもんね!」
アカネ「ダメだよBAD ENDとか言っちゃ!」
アカネ「そうだよ!私達がかわいそうみたいじゃん!」
アカネ「ごめんごめん、そうだよね!永遠に創作出来るんだもんね〜。」
アカネ「むしろ最高みたいなww」
アカネ「次どうする〜?また少し曲作る?」
アカネ「そうしようか!で、色々溜まったらまたノベルゲーム作ろうよ!」
アカネ「賛成〜!今度はもっとカオスなの作ろうよ〜!」
アカネ「これ以上はマズイでしょww」
アカネ「でもいいんじゃない?そしたら少し方向性変えればいいし〜。」
アカネ「ま〜そうだよね〜。永遠に創作できるんだからね〜。」
アカネ「よし!じゃああたしマスコットキャラ作る!」
アカネ「なにそれまたウサミミぃ?」
アカネ「とりあえず白石は入れるとして。」
アカネ「それマスコットじゃないでしょww」
アカネ「違う違う!マスコットはちゃんと可愛くするんだから!」
アカネ「だったらエスガルゴ斉藤でいいじゃん。」
アカネ「ん〜、新しいのがいい!」
アカネ「ぶっちゃけエスカルゴ斉藤はマスコットじゃないでしょww」
アカネ「確かにww」
アカネ「だったらさ、いっそのこと人じゃなくしようよ!」
アカネ「どういうこと?」
アカネ「例えばロボットとか!女形の!」
アカネ「なに?ご主人様の言う事を聞いてくれるみたいなww」
アカネ「メイドロボじゃんww」
アカネ「む〜!いいもんもう勝手にやるもん!」
アカネ「ごめんごめん!」
アカネ「だったらさぁ、さっき考えた西暦2236年っぽくターミネーターみたいに形変えられるとか!」
アカネ「あ〜面白そうだね!」
アカネ「なにそれ怖いwwでもちょっと何か浮かんできたかも!」
アカネ「よし決まり!マスコットはターミネーターで!」
アカネ「名前どうする?」
アカネ「エスカルゴ…エスカルゴ…」
アカネ「いやいやwwエスカルゴはやめようよ!」
アカネ「じゃあ、とりあえずマスコ(仮)って事で!」
アカネ「安直すぎwwでもまあいっか!」
アカネ「よし!じゃあマスコットはマスコ(仮)で!」
アカネ「これが43番目になるんだね!」
アカネ「そうだね〜!」
アカネ「じゃああたしまた新しい曲作る!」
アカネ「あたしも作る!」
アカネ「じゃあ誰が44番目になるか競争だよ!」
アカネ「いいよ〜絶対あたしだからね〜!」
アカネ「…ごめん!実は密かに作ってたんだ。」
アカネ「え〜!ずるい!」
アカネ「でも聞かせて!」
アカネ「うん!これSOLVEDって言うんだけど……」








※これは全てフィクションであり実際の人物とは関係ありません。たぶん。


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